ハッピを着て写っている小さな頃の写真がある。当時は下町に住んでいたわけではないので、町内会の普通のお祭りなどで、家族がとった写真に写っていたということになる。
ハッピを着るのが小さい頃は少しうれしいものであった。というのも、普段着るものではなかったし、外でよく遊ぶガキだったので、首の回りのちくちくした衣類とか窮屈なワイシャツなんかよりは、麻が混じったさっぱりした衣類のほうが気持ちが良かった。
何より子供は若干派手目の色がいろいろと入った大人から見ればうるさい色の衣類が実はけっこう好きだ。ハッピは水玉模様の豆絞りを巻いて装着すれば、ちょっとした変身でもある。両親に、あんなものを履いているのは悪い子になるきっかけですといわれて、戦隊モノのビニールの靴を買ってもらえなかった自分としては、けっこうきていること事自体が楽しみだった。
地域によっても違いがいろいろとあるが、現在住んでいる今の地域でなくても、どうやら水掛祭りだったようだ。その後水を掛けられてハッピがぴったりと肌に張り付いて半透明になって写真を一枚。そしてその後、大方の予想どおり、何らかの形で不満を言うのだろう。
そういえば、その頃、アイスを食べて「心臓が痛い」と行ったら回りの大人が大騒ぎをして救急車を呼びそうになったお祭りがあった。でも本当に痛かったんだけどな。